50代・60代でも矯正はできますか? ~年齢よりも大切なのは、お口全体を考えた治療計画です~
2026年7月8日
「もう50代だから矯正は難しいですよね?」
当院では、このようなご相談をいただくことがあります。
確かに年齢を重ねると、歯並びだけではなく、歯を失っていたり、ブリッジや被せ物が入っていたりと、お口の状態はより複雑になります。
しかし、矯正治療ができるかどうかは年齢だけで決まるものではありません。
大切なのは、現在のお口の状態を正しく診断し、将来を見据えた治療計画を立てることです。
今回は、50代で治療を開始された患者様をご紹介します。
初診時のご希望は「インプラント治療」でした
この患者様が最初にご希望されたのは、「しっかり噛めるようになりたいので、インプラント治療をしたい」ということでした。
初診時には複数の欠損があり、ブリッジによる治療も行われていました。
また、噛み合わせや歯並びを詳しく診査すると、将来的には矯正治療を組み合わせた方が、より長期的に安定した治療結果が期待できる状態でした。
そのため初回カウンセリングでは、「インプラントだけでなく、矯正治療も選択肢の一つになります。」というお話もさせていただきました。
ただし、治療を選択するのは患者様ご自身です。
当院では考えられる治療方法はすべてご説明しますが、無理に治療をおすすめすることはありません。
患者様のご希望を尊重し、まずはインプラント治療から開始しました。
治療を進める中で、患者様のお気持ちが変わりました
インプラント治療が進み、お口の機能が改善していく中で、患者様からこのようなお話がありました。
「ここまで治るなら、歯並びも整えたいです。」
このようなお気持ちの変化は決して珍しいことではありません。
最初は「噛めるようになれば十分」と考えていた患者様でも、
治療が進むにつれて、
・より自然な歯並びにしたい
・この先も長く自分の歯やインプラントを大切に使いたい
・噛み合わせまでしっかり整えたい
というお気持ちになる方は少なくありません。
そこで改めて診査・診断を行い、矯正治療を開始しました。
症例のご紹介
初診時(左)と治療終了時(右)の比較です。

インプラント治療で噛む機能を回復した後、矯正治療を行うことで歯並びと噛み合わせを整えました。
口腔内写真だけでなく、レントゲン写真でも、お口全体の変化をご確認いただけます。
矯正治療は見た目だけが目的ではありません
今回の症例では、インプラント治療によって噛む機能を回復した後、矯正治療で歯並びと噛み合わせを整えました。
当院では、見た目だけでなく、長く快適に使えるお口をつくることを大切にしています。
歯の位置を整えることで、インプラントや被せ物への負担を軽減し、清掃性や長期的な安定性の向上も期待できます。
年齢だけで諦める必要はありません
50代・60代になると、「もう矯正は遅いのでは?」と感じる方も少なくありません。
しかし、重要なのは年齢ではなく、お口全体の状態です。
適切な診査・診断を行えば、年齢に関係なく治療の選択肢が広がることがあります。
東京銀座デンタルクリニックの考え方
当院では、インプラントだけ、矯正だけではなく、お口全体を一つの単位として診断しています。
CTや口腔内スキャン、噛み合わせの分析をもとに、一人ひとりに合わせた治療計画をご提案しています。
「年齢的に難しいかもしれない」と感じている方も、まずはお気軽にご相談ください。
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この記事の執筆・監修

飯岡 拓馬
歯科医師・歯学博士
OISS(Ortho Implant Synergy System)提唱者。インプラント・矯正治療を専門とし、
先天性欠損やインプラント矯正など、包括的な治療を得意とする。
・Osstem インプラント矯正治療ディレクター
・国際インプラント協会(IDIA)指導医
・日本口腔インプラント学会
・Quintessence Yearbook 掲載
・保田矯正塾 講師





