矯正治療が終わったのにインプラントができない?―歯根の位置まで考えた矯正治療
2026年8月13日
インプラント治療では、歯が抜けている部分に十分なスペースがあれば治療できると思われる方も多いかもしれません。
しかし実際には、お口の中から見える「歯と歯の隙間」だけでは、インプラントを埋入できるかどうか判断できないことがあります。
今回は、他院で矯正治療を終えた後、インプラント治療について当院へご相談いただいたケースをご紹介します。
歯の隙間はあるのに、インプラントを入れられない?
こちらのケースでは、矯正治療によって欠損部分に歯が入るスペースは確保されていました。
一見すると、インプラント治療を行うためのスペースも十分にあるように見えます。
しかし、歯の表面だけでなくCBCT画像を用いた三次元診断により、歯根の軸傾斜や骨幅まで精緻に評価すると状況は異なっていました。

*口腔内スキャンとX線画像を重ねて確認すると、歯冠部にはスペースがある一方、骨の中では隣接する歯根との距離が十分ではないことが分かります。
インプラントでは「歯根のスペース」も重要です
インプラントは骨の中に埋入する治療です。
そのため、最終的な歯が入るスペースだけではなく、インプラントを適切な位置・方向に埋入するための骨のスペースや、隣接する歯根との位置関係まで確認する必要があります。
今回のケースでは、見た目上のスペースは確保されていましたが、インプラント治療を行うという観点では歯根間のスペースが十分ではありませんでした。
そこで当院では、すぐにインプラントを埋入するのではなく、再度矯正治療を行い、歯根の位置を整えてからインプラント治療へ進む計画としました。
矯正治療には「最終的なゴールから逆算した設計」が大切
矯正治療には、歯並びや噛み合わせの改善など、それぞれ異なる治療目的があります。
そのため、今回のケースだけをもって以前の矯正治療の良し悪しを判断することはできません。
一方で、矯正治療後にインプラントを予定している場合は、最終的なインプラントの位置まで考えた矯正治療計画が重要になります。
単に「歯と歯の間に隙間を作る」のではなく、
どこにインプラントを埋入し、どの位置に最終的な歯を作るのか。
そこから逆算して、歯冠だけでなく歯根の位置まで整えていく必要があります。
当院では矯正とインプラントを一つの治療として考えます
東京銀座デンタルクリニックでは、インプラント治療と矯正治療をそれぞれ独立した治療として考えるのではなく、最終的な歯の位置・噛み合わせ・インプラントの埋入位置まで含めて治療計画を立案しています。
今回のケースも、矯正治療を担当する飯岡拓馬医師が歯根の位置を再評価し、インプラント治療を見据えた再矯正を行う予定です。
「矯正治療は終わったけれどインプラントができないと言われた」
「インプラントを入れるためのスペースが足りないと言われた」
「矯正とインプラント、どちらから治療すればいいのか分からない」
このような場合でも、矯正とインプラントの両方から治療計画を検討することで、選択肢が広がる可能性があります。
まずは現在のお口の状態を正確に確認することが大切です。
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この記事の執筆・監修

飯岡 拓馬
歯科医師・歯学博士
OISS(Ortho Implant Synergy System)提唱者。インプラント・矯正治療を専門とし、
先天性欠損やインプラント矯正など、包括的な治療を得意とする。
・Osstem インプラント矯正治療ディレクター
・国際インプラント協会(IDIA)指導医
・日本口腔インプラント学会
・Quintessence Yearbook 掲載
・保田矯正塾 講師
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50代・60代でも矯正はできますか? ~年齢よりも大切なのは、お口全体を考えた治療計画です~
2026年7月8日
「もう50代だから矯正は難しいですよね?」
当院では、このようなご相談をいただくことがあります。
確かに年齢を重ねると、歯並びだけではなく、歯を失っていたり、ブリッジや被せ物が入っていたりと、お口の状態はより複雑になります。
しかし、矯正治療ができるかどうかは年齢だけで決まるものではありません。
大切なのは、現在のお口の状態を正しく診断し、将来を見据えた治療計画を立てることです。
今回は、50代で治療を開始された患者様をご紹介します。
初診時のご希望は「インプラント治療」でした
この患者様が最初にご希望されたのは、「しっかり噛めるようになりたいので、インプラント治療をしたい」ということでした。
初診時には複数の欠損があり、ブリッジによる治療も行われていました。
また、噛み合わせや歯並びを詳しく診査すると、将来的には矯正治療を組み合わせた方が、より長期的に安定した治療結果が期待できる状態でした。
そのため初回カウンセリングでは、「インプラントだけでなく、矯正治療も選択肢の一つになります。」というお話もさせていただきました。
ただし、治療を選択するのは患者様ご自身です。
当院では考えられる治療方法はすべてご説明しますが、無理に治療をおすすめすることはありません。
患者様のご希望を尊重し、まずはインプラント治療から開始しました。
治療を進める中で、患者様のお気持ちが変わりました
インプラント治療が進み、お口の機能が改善していく中で、患者様からこのようなお話がありました。
「ここまで治るなら、歯並びも整えたいです。」
このようなお気持ちの変化は決して珍しいことではありません。
最初は「噛めるようになれば十分」と考えていた患者様でも、
治療が進むにつれて、
・より自然な歯並びにしたい
・この先も長く自分の歯やインプラントを大切に使いたい
・噛み合わせまでしっかり整えたい
というお気持ちになる方は少なくありません。
そこで改めて診査・診断を行い、矯正治療を開始しました。
症例のご紹介
初診時(左)と治療終了時(右)の比較です。

インプラント治療で噛む機能を回復した後、矯正治療を行うことで歯並びと噛み合わせを整えました。
口腔内写真だけでなく、レントゲン写真でも、お口全体の変化をご確認いただけます。
矯正治療は見た目だけが目的ではありません
今回の症例では、インプラント治療によって噛む機能を回復した後、矯正治療で歯並びと噛み合わせを整えました。
当院では、見た目だけでなく、長く快適に使えるお口をつくることを大切にしています。
歯の位置を整えることで、インプラントや被せ物への負担を軽減し、清掃性や長期的な安定性の向上も期待できます。
年齢だけで諦める必要はありません
50代・60代になると、「もう矯正は遅いのでは?」と感じる方も少なくありません。
しかし、重要なのは年齢ではなく、お口全体の状態です。
適切な診査・診断を行えば、年齢に関係なく治療の選択肢が広がることがあります。
東京銀座デンタルクリニックの考え方
当院では、インプラントだけ、矯正だけではなく、お口全体を一つの単位として診断しています。
CTや口腔内スキャン、噛み合わせの分析をもとに、一人ひとりに合わせた治療計画をご提案しています。
「年齢的に難しいかもしれない」と感じている方も、まずはお気軽にご相談ください。
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この記事の執筆・監修

飯岡 拓馬
歯科医師・歯学博士
OISS(Ortho Implant Synergy System)提唱者。インプラント・矯正治療を専門とし、
先天性欠損やインプラント矯正など、包括的な治療を得意とする。
・Osstem インプラント矯正治療ディレクター
・国際インプラント協会(IDIA)指導医
・日本口腔インプラント学会
・Quintessence Yearbook 掲載
・保田矯正塾 講師
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マウスピース矯正とワイヤー矯正 『大切なのは「装置」ではなく「診断」です』
2026年5月12日
近年、マウスピース矯正を目にする機会が増えました。
・目立ちにくい
・取り外しができる
・気軽に始められる
このようなイメージから、興味を持たれる方も多いと思います。
実際に、マウスピース型矯正装置には多くのメリットがあります。
一方で、矯正治療は「歯を並べるだけ」の治療ではありません。
見た目だけでなく、
・歯根の位置
・咬み合わせ
・奥歯の関係
・横顔や口元のバランス
まで含めて、精密にコントロールしていく必要があります。
そのため矯正治療で最も重要なのは、
「どの装置を使うか」ではなく、
“その症例に適した治療方法を正しく診断すること”です。

マウスピース矯正のメリット
マウスピース型矯正装置には、多くの利点があります。
・装置が目立ちにくい
・取り外しが可能
・食事や歯磨きがしやすい
・金属装置への抵抗感が少ない
特に軽度〜中等度の歯列不正では、有効な選択肢となることがあります。
また、症例によっては治療の一部にマウスピース型装置を取り入れることで、見た目や快適性に配慮した治療が可能になる場合もあります。
しかし、すべての症例に適しているわけではありません
矯正治療では、歯の見えている部分(歯冠)だけではなく、歯根を含めた三次元的なコントロールが重要になります。
特に、
・抜歯を伴う症例
・重度の叢生(ガタつき)
・大きな歯牙移動が必要なケース
・咬み合わせの調整が必要なケース
では、より精密な歯のコントロールが求められます。
マウスピース型矯正装置では、症例によって歯冠側が先に移動し、歯根の移動が遅れやすい傾向がみられることがあります。
一見きれいに並んで見えても、
・歯根の位置
・咬み合わせ
・奥歯のバランス
まで適切にコントロールできているかは、別の問題です。
歯の動きには違いがあります
矯正治療では、歯をどのように動かすかがとても重要です。
マウスピース矯正では、症例によっては「傾斜移動」と呼ばれる動きが起こりやすくなります。
これは、歯冠側(見えている部分)が先に動き、歯根が後からついてくるような動きです。
一方、ワイヤー矯正では、歯根を含めて歯全体をコントロールしやすく、「歯体移動」と呼ばれる安定した動きが得られる場面があります。
そのため、
・歯根の位置を整えたいケース
・咬み合わせの調整が重要なケース
・長期的な安定性を重視するケース
では、ワイヤー矯正が有効になることがあります。

マウスピース矯正は「患者さんの協力度」も重要です
ワイヤー矯正では装置が固定されているため、24時間継続して歯に力が加わります。
一方、マウスピース矯正では、
・装着時間
・マウスピースの適合状態
・ゴムかけ
・交換タイミング
など、患者さん自身による管理が治療結果に大きく影響します。
装着時間が不足したり、マウスピースが浮いた状態で使用されたりすると、計画通りに歯が動かなくなることがあります。
また、歯の移動途中では一時的に歯と歯の間に隙間が生じるため、食べ物が詰まりやすく感じる方も少なくありません。
特に抜歯症例や大きな移動を伴うケースでは、違和感につながる場合があります。
ワイヤー矯正が現在も重視される理由
ワイヤー矯正は、長年にわたり確立されてきた治療方法です。
ブラケットとワイヤーを用いることで、
・歯根を含めた三次元的コントロール
・精密な歯牙移動
・咬合調整
・幅広い症例への対応
が可能になります。
特に複雑な症例では、現在でもワイヤー矯正が重要な役割を担っています。
「ワイヤー矯正は古い治療」というイメージを持たれることがありますが、実際には、より精度の高い治療を行うために欠かせない場面が多くあります。

当院では、見た目への配慮だけでなく、必要な歯牙移動や咬合コントロールを考えながら、症例ごとに適した方法を選択しています。
「目立ちにくい矯正」はマウスピースだけではありません
「矯正装置が目立つのが心配」という方も少なくありません。
現在では、
・透明感のあるブラケット
・白いワイヤー
・ブラケットを使用しないシステム
など、見た目に配慮した矯正治療も選択できるようになっています。
そのため、「目立ちにくさ」と「精密な歯牙移動」の両立を目指せるケースもあります。

装置選びより大切なのは「診断」です
どの装置にも、それぞれ得意・不得意があります。
大切なのは、流行している装置を選ぶことではなく、その方の歯並びや咬み合わせに本当に適した方法を選択することです。
当院では、最初から「マウスピース矯正ありき」で治療を進めることはありません。
必要な歯牙移動や咬合の状態を丁寧に診断し、見た目だけではなく、長期的な安定まで考えた矯正治療をご提案しています。
矯正治療をご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。
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この記事の執筆・監修

飯岡 拓馬
歯科医師・歯学博士
OISS(Ortho Implant Synergy System)提唱者。インプラント・矯正治療を専門とし、
先天性欠損やインプラント矯正など、包括的な治療を得意とする。
・Osstem インプラント矯正治療ディレクター
・国際インプラント協会(IDIA)指導医
・日本口腔インプラント学会
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歯を入れるスペースがないと言われました。インプラントはできませんか?
2026年5月1日
「歯を入れるスペースがないので、このままではインプラントは難しいですね」
このように言われて、不安になってご相談に来られる方は少なくありません。
結論からお伝えすると、
👉 スペースがない場合でもインプラントは可能なケースが多いですが、より良い位置で埋入するために矯正による調整が必要になることがあります。
■ スペースがないとはどういう状態か?
歯が抜けたまま放置すると、周囲の歯が少しずつ動いてしまい、
・歯が傾いてくる
・歯が回転する
・噛み合う歯が伸びてくる
といった変化が起こります。
👉 その結果、インプラントを入れるためのスペースが不足してしまうのです。

👉 矯正によって歯の位置を整えることで、スペースを確保したり、逆に隙間を閉じたりすることが可能です。
■ 実は「高さ(噛み合わせ)」も重要です
スペースというと横の隙間をイメージされる方が多いですが、
👉 噛み合う歯の影響で“高さ”が足りないケースもあります。

👉 対合歯が伸びてくることで、インプラントを入れるための高さ(クリアランス)が不足してしまう状態です。
■ スペースがない場合の治療方法
大きく分けて、3つの考え方があります。
① 矯正でスペースを「埋める」(インプラントを使わない)
👉歯を移動させることで、欠損している部分の隙間を閉じてしまう方法です。
・自分の歯だけで治療が完結する
・外科処置が不要
👉 ただし
・噛み合わせや見た目の制限がある
・適応できるケースは限られる
② 条件付きでインプラントを行う
👉スペースがわずかに不足している場合などに、
・細いインプラントを使用する
・埋入位置や角度を工夫する
ことで対応できるケースもあります。
👉 ただしこれは適応が限られるため、慎重な診断が必要です。
③ 矯正でスペースを「作って」インプラント(最も推奨される方法)
👉歯並びを整えてからインプラントを行う方法です。
・適切な位置にインプラントを入れられる
・見た目・機能ともに安定しやすい
👉 実際にはこの方法が選択されることが多く、長期的にバランスの良い結果が得られます。
■ どの治療になるかはどう決まる?
以下のような要素を総合的に判断します。
・スペースの幅(横方向)
・噛み合わせ(高さ)
・骨の状態
・見た目のバランス
👉 自己判断は難しく、精密な診査・診断が必要です。
■ 当院での考え方
当院では、
👉 インプラント治療を軸にしながら、矯正的なアプローチも含めて診断を行っています。
そのため、
・インプラントが適切に行える状態か
・より良い位置で埋入するために調整が必要か
・矯正を併用した方が長期的に安定するか
を総合的に判断し、
👉 見た目・機能の両面から最適なインプラント治療をご提案いたします。
■ ご相談について
「矯正はできれば避けたい」
「自分の場合はどうなるのか知りたい」
という方も多くいらっしゃいます。
👉 当院ではインプラント治療を軸にしながら、必要に応じて矯正も併用し、お口全体のバランスを踏まえて診断・ご提案を行っています。
👉 詳しい判断には診査・診断が必要ですので“自分の場合はどうなるのか”だけでも構いません、LINE相談またはWEB予約から、お気軽にご相談ください。
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■ まとめ
👉 スペースがない場合でもインプラント治療は可能であり、矯正を併用することでより良い結果につながるケースが多くあります。
この記事の執筆・監修

飯岡 拓馬
歯科医師・歯学博士
OISS(Ortho Implant Synergy System)提唱者。インプラント・矯正治療を専門とし、
先天性欠損やインプラント矯正など、包括的な治療を得意とする。
・Osstem インプラント矯正治療ディレクター
・国際インプラント協会(IDIA)指導医
・日本口腔インプラント学会
・Quintessence Yearbook 掲載
・保田矯正塾 講師
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インプラント専門書に当院症例が掲載されました|OISSに基づく矯正×インプラント治療
2026年4月17日
この度、当院の症例がインプラント専門書『YEARBOOK2026』に掲載されました。
本書は、国内外の臨床家による症例が収録される専門書であり、その中で当院の取り組みが評価されたことを大変光栄に思います。

■ 掲載内容について
今回掲載されたのは、「矯正治療とインプラント治療を組み合わせた包括的治療」です。
従来、インプラント治療は「失った歯を補う治療」として行われることが多いですが、当院ではその前段階から治療全体を設計しています。
■ 治療前の設計(デジタルシミュレーション)
本症例では、治療開始前にデジタル上で歯列や骨の状態を分析し、最終的なゴールから逆算した治療計画を立案しています。

|
👉 治療前の段階で、歯の位置・インプラントの位置・噛み合わせまで設計します。
|
■ 矯正によるスペース確保
インプラントを適切な位置に埋入するためには、十分なスペースと理想的な歯列が必要です。
本症例では、矯正治療により歯の位置を整え、インプラントに最適な環境を作り出しています。

👉 無理に入れるのではなく、「入れるための準備」を重視しています。
■ 計画に基づいたインプラント治療
設計した通りの位置にインプラントを埋入することで、見た目・機能ともに長期的に安定した結果を目指します。

👉 治療の精度は「事前設計」で大きく変わります。
■ 当院の治療コンセプト
インプラントは「入れること」よりも「長く機能させること」の方が重要です。
そのためには、
・歯並び
・噛み合わせ
・清掃性
すべてを考慮した治療設計が必要になります。
当院では、矯正とインプラントを組み合わせることで、より自然で長期的に安定する治療を目指しています。
■ 最後に
今回の掲載は、日々の診療の積み重ねが評価された結果だと考えています。
今後も、患者様にとってより良い治療を提供できるよう、技術・知識の研鑽を続けてまいります。
■ ご相談について
インプラントや矯正治療について、「自分の場合はどうなるのか知りたい」という方は、まずはLINEでのご相談がおすすめです。
現在の状態やお悩みをお送りいただければ、可能な範囲でご案内させていただきます。
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また、すぐにご予約をご希望の方は、WEB予約もご利用いただけます。
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矯正治療とインプラント治療はどちらを先に行うべきですか?
2026年3月9日
矯正治療をご検討されている患者様から、 次のようなご質問をいただくことがあります。
「矯正とインプラントはどちらを先に行うべきですか?」
この質問に対する答えは、実はシンプルではありません。 結論から言うと、治療の順序は症例によって異なります。
インプラントは基本的に動かすことができません
インプラントは顎の骨に固定される人工歯根のため、 一度埋入すると基本的に位置を動かすことができません。

そのため
・歯並び
・咬み合わせ
・インプラントを埋入するスペース
を考慮し、理想的な位置を設計してから埋入することが重要になります。
このような場合には、矯正治療を先に行い、歯の位置を整えてからインプラント治療を行うことが多くなります。

インプラントを矯正治療のアンカーとして利用することもあります
一方で、インプラントは骨に固定されて動かないという特性を活かして、矯正治療のアンカー(固定源)として利用することもあります。
例えば
・歯を大きく移動させる必要がある場合
・従来の矯正装置だけでは固定が難しい場合
などでは、先にインプラントを埋入し、それを固定源として矯正治療を行うことが有効なケースもあります。

大切なのは「治療の順序」ではなく「治療設計」
このように、矯正治療とインプラント治療はどちらを先に行うかが決まっているわけではありません。
重要なのは
・歯並び
・噛み合わせ
・欠損部位
・歯周組織
などを総合的に評価し、口腔全体のバランスを考えた治療設計を行うことです。
当院では、矯正治療とインプラント治療を個別の治療としてではなく、口腔全体を一つの設計として考える包括的な診断を大切にしています。
もし、
・矯正治療を検討している
・インプラントも必要と言われた
・どちらから始めるべきか分からない
といった場合は、まずは口腔全体を診査したうえで、最適な治療計画をご提案いたします。
お気軽にご相談ください。
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飯岡 拓馬
歯科医師・歯学博士
OISS(Ortho Implant Synergy System)提唱者。インプラント・矯正治療を専門とし、
先天性欠損やインプラント矯正など、包括的な治療を得意とする。
・Osstem インプラント矯正治療ディレクター
・国際インプラント協会(IDIA)指導医
・日本口腔インプラント学会
・Quintessence Yearbook 掲載
・保田矯正塾 講師
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成長期から成人までを見据えた骨格設計
2026年2月22日
保田矯正塾『一期治療の真髄』登壇報告
2月22日、札幌で開催された、保田矯正塾セミナー『一期治療の真髄』にて当院の矯正担当歯科医師の飯岡 拓馬先生が講義を行いました。
会場は多くの参加者で満席となり、成長期の矯正治療に対する関心の高さを改めて実感する一日となりました。
・

・
歯並びだけではない「一期治療」
今回のテーマは「鼻上顎複合体の適切な拡大」。
少し専門的な言葉ですが、簡単に言えば “上あごの骨格を正しく広げること” です。
成長期に適切な骨格設計を行うことで、
・口呼吸の改善
・睡眠の質の向上
・将来的な歯列不正の予防
など、歯並びだけにとどまらない変化が期待できます。
一期治療とは、単に早く矯正を始めることではありません。成長を味方につける医療設計です。
・

・
学童期症例報告 ― 髙橋正太郎先生
今回のセミナーでは、当院でも診療に携わる髙橋正太郎先生が、学童期一期治療の症例報告を行いました。
実際の臨床データをもとに、拡大のタイミングや骨格的変化、機能改善について解説。
成長期にどのような設計を行うかが、その後の口腔環境に大きく影響することが示されました。
・
成人への応用 ― 骨格設計はつながっている
成長期の鼻上顎複合体拡大と比較すると、複雑な口腔環境となっている成人症例では、より高度な知識と技術が求められます。
歯周組織の状態や咬合のバランス、既存補綴物の影響などを総合的に評価し、矯正治療を単独で行うのではなく、歯周治療やインプラント治療と融合させることが重要です。
それぞれを分断せず、生体に対して相乗効果を発揮させる設計。
それがOISS(包括的口腔治療設計)の本質です。
飯岡先生は一日の総括とともに、「成人患者への鼻上顎複合体拡大の応用」について講義を行いました。
成長期に適切な骨格設計がなされているかどうかは、
・将来の抜歯矯正の必要性
・成人後の治療難易度
・インプラント治療時の骨量や設計
にまで影響します。
矯正とインプラントは別々の治療ではなく、骨格設計という一本の線でつながっています。
・
当院が大切にしていること
当院では、矯正治療のみならず、将来の補綴やインプラント治療までを見据えた包括的な治療設計を行っています。
✔ 成長期からの骨格設計
✔ 成人矯正
✔ 将来を見据えた補綴・インプラント設計
これらを分断せず、一貫した視点で診断・治療計画を立案しています。
その場しのぎの治療ではなく、10年後、20年後も安定する口腔環境を目指して、学術活動で得た知見を、日々の診療へと還元してまいります。
より良い矯正のために。当院の衛生士が「保田矯正塾」にて発表を行いました
2026年2月12日
本日、当院の矯正担当衛生士が「保田矯正塾」にて登壇いたしました。
矯正医療を支える衛生士の役割について、当院の実践的な取り組みを発表いたしました。
・
保田矯正塾は、矯正歯科に特化した臨床力・診断力の向上を目的としたスタディーグループであり、日々研鑽を積む先生方・スタッフが集う場です。そのような貴重な機会に登壇させていただけたことを大変光栄に思います。

保田矯正中にて、当院の歯科衛生士が「矯正治療を支えるハイジーンコントロール(DHの視点から)」をテーマに発表を行いました。
※写真は当日の様子です。
・
■ 発表テーマについて
今回のプレゼンでは、
・矯正治療における衛生士の役割
・メンテナンス管理の重要性
・患者様とのコミュニケーション設計
・診療効率を高めるチーム連携
など、日々の臨床で実践している内容を中心に発表いたしました。
矯正治療はドクター主導の医療である一方、治療の質と継続性を支えるのは衛生士の関わり方に大きく左右されます。
当院では「治療の成功率」と「患者満足度」の両立を目指し、チーム医療を徹底しております。
■ 今後に向けて
今回の発表を通じて、外部の先生方・スタッフの皆様と活発な意見交換ができたことは、当院にとって大きな財産となりました。
当院では、学会やスタディーグループでの発信・交流を通じて得た最新の知見を日々の診療へ還元し、常に質の向上を図っております。
今後も矯正医療の本質を追求し、患者様にとって長期的に価値のある治療を提供できるよう、研鑽を重ねてまいります。
・
・
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全国の歯科医師が集うJIDIA学術講演会にて、飯岡拓馬 先生が講演を行いました
2026年1月26日

JIDIA学術講演会にて、矯正治療を基盤とした包括的治療アプローチ「Ortho-implant Synergy System」について講演が行われました。
先日(2026年1月25日)開催されたJIDIA第11回総会・学術講演会にて、当院の矯正担当医の飯岡拓馬 先生が講演を行いました。
本講演会は、インプラント・矯正・歯周外科といった各分野において、高度な知識と臨床経験が求められる内容で構成された学術集会です。
当日は全国各地から多くの歯科医師が参加し、会場は終始熱気に包まれていました。
・
本講演では、
**「OISS(Ortho-Implant Synergy System)」**という考え方を軸に、矯正治療を基盤としながら、インプラント・補綴治療を連携させる包括的な治療アプローチについて解説しました。
・

全国から歯科医師が集まるJIDIA学術講演会にて、矯正治療とインプラント治療を組み合わせた治療設計について解説しました。

矯正治療とインプラント治療を組み合わせた実際の臨床症例をもとに、包括的な治療計画について解説しました。
・
講演では、デジタル技術を活用した治療計画や、矯正・インプラントを組み合わせた実際の臨床例を通じて、「見た目の改善」だけでなく機能性と将来性を見据えた治療の重要性が示されました。
また、本講演内容は、臨床経験に基づいた実践的な内容であり、多くの歯科医師の先生方から高い関心を集めていました。
当院では、このOISSの考え方を日々の診療に取り入れ、患者さま一人ひとりに見た目だけでなく、「噛む・話す・長く使える」ことを大切にした治療を、今後も提供してまいります。
矯正治療やインプラント治療についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
飯岡拓馬先生が「限局矯正歯科治療2日間実習コース」に登壇しました
2025年11月4日
2025年11月2日・3日に開催された「限局矯正歯科治療 2日間実習コース」(主催:株式会社松風・保田矯正塾)に、当院の飯岡拓馬先生がプレゼンターとして登壇しました。
本セミナーでは、矯正治療とインプラント治療を融合させたOISS(Ortho-Implant Synergy System)の臨床的活用について講演しました。

~ セミナー概要 ~
開催日:2025年11月2日(日)・3日(月・祝)
会場:AP横浜
主催:株式会社松風・保田矯正塾
講師:保田好隆先生
プレゼンター:飯岡拓馬先生 ほか
~ 講演内容 ~
飯岡先生は「OISS(Ortho-Implant Synergy System)」の理念をもとに、矯正とインプラントの連携による機能回復と審美性向上について講演。
特にLOT(限局矯正治療)との融合による新しい臨床アプローチを紹介しました。実際の症例提示や治療プロセスの解説を交えながら、活発な質疑応答が行われました。
参加者からは「臨床にすぐ活かせる内容だった」「補綴と矯正の連携がよく理解できた」と高い評価をいただきました。


~ 今後の展開 ~
当院では、OISSの理念をもとに矯正とインプラントを統合した診療を推進しています。
今後もセミナーや講演活動を通じ、包括的な歯科医療の発展に貢献してまいります。