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インプラントで一番満足度が低いのはどんなケース?実は“失敗ではないのに不満が残る理由”

2026年3月24日

インプラント治療と聞くと、「しっかり噛めるようになる」「見た目もきれいになる」そんなイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。

しかし実際には、“治療としては成功しているのに、満足できない”というケースも少なくありません。

では、どのようなインプラント治療が満足度の低下につながってしまうのでしょうか?

Q. インプラントで一番満足度が低くなりやすいのはどんなケースですか?

  ⬇︎

 A.「しっかり噛めるようになったものの、違和感が強く残るケース」です。

インプラント治療は、歯を補い「噛めるようにする」という点では非常に優れた治療です。

しかし実際には、「食事はできるけれど、なんとなく違和感がある」「自分の歯とは感覚が違ってしっくりこない」といったお声をいただくこともあります。

このようなケースでは、機能的には問題がなくても、“快適に使えているかどうか”という点で満足度が下がってしまいます。

 ◾️データに基づく傾向

実際に当院では、金山院長が約10年にわたり、治療後の患者様を対象に**満足度調査(VASスケール)**を行ってきました。

その結果、**「下顎6番の1本欠損に対するインプラント治療」**において、他の部位と比較して満足度が低くなる傾向が確認されています。

では、なぜ特にこのようなケースで違和感が出やすくなるのでしょうか。

 

 ◾️なぜ下顎6番で違和感が出やすいのか

①  もともと困っていないケースが多い

下顎6番が1本欠損している場合、両隣の歯が残っている「1歯中間欠損」の状態であることが多く、患者様ご自身が**「そこまで強い不自由を感じていない」**ケースも少なくありません。

そのため、インプラント治療によって機能は回復していても、“治療前との違い”が違和感として認識されやすい傾向があります。

② 天然歯との構造の違いによる影響

本来、下顎の6番(第一大臼歯)は複数の根を持つ構造(多根歯)をしています。

一方でインプラントは、基本的に1本の人工歯根で支える構造となるため、天然歯と比較すると歯と歯の間の形態や隙間のバランスが変わりやすく、食べ物が詰まりやすく感じることがあります。

このような日常的な違和感が、満足度に影響している可能性があります。


「違和感の少ないインプラント治療について詳しく知りたい方へ」

当院では、治療後の“使い心地”まで考えたインプラント治療を行っています。

・自分に合う治療か知りたい
・違和感が出ないか不安
・他院との違いを知りたい

このような方は、まずはお気軽にご相談ください。

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◾️ただし、入れない方がいいわけではありません

一方で、この部位にインプラントを入れることには明確なメリットもあります。

 ◾️インプラントを入れるメリット

 ・ 噛み合う歯(対合歯)の挺出を防ぐ

 ・ 隣の歯が傾いてくるのを防ぐ

 ・ 噛み合わせ全体のバランスを維持できる

 ◾️放置するとどうなるのか

 歯を失った状態をそのままにしておくと、時間の経過とともに口腔内は少しずつ変化していきます。

 ・ 噛み合う歯が伸びてくる(挺出)

 ・ 隣の歯が倒れてくる(傾斜)

 ・ 噛み合わせ全体が崩れていく

 このような変化はゆっくり進行するため、気づいたときには治療の難易度が大きく上がっているケースも少なくありません。

下顎6番1本欠損から歯の挺出・傾斜が進行し歯列全体が崩れていく過程の模式図

下顎の奥歯を1本失うと、時間の経過とともに噛み合う歯が伸び(挺出)、隣の歯が傾き、最終的には噛み合わせ全体が崩れていく可能性があります。

◾️違和感を減らすための当院の取り組み

こうした課題に対して当院では、違和感をできるだけ抑えるための治療プロセスを確立してきました。

インプラント治療におけるフルアーチスキャン・術中スキャン・仮歯スキャンを統合するデジタルワークフロー

治療前・手術時・仮歯の段階で複数回スキャンを行い、それぞれのデータを統合することで、最終的な被せ物の精度と噛み合わせを高める治療プロセスです。

従来のインプラント治療では、最終的な被せ物(上部構造)はある程度の調整を前提に装着されることが一般的でした。

 しかし当院では、

👉治療前の噛み合わせデータ(フルアーチスキャン)

👉手術時の位置情報(術中スキャン)

👉仮歯の状態での形態・噛み合わせ検証

これらを複数回にわたってデジタルで統合し、最終的な被せ物の完成度を事前に高めるプロセスを採用しています。

 

その結果、最終的な被せ物の装着時には大きな調整を必要とせず、「違和感の少ない状態」で治療を終えることが可能になります。

このような治療プロセスは、先ほどの満足度データをもとに改良を重ねて確立されたものであり、その内容は国際的な歯科専門誌にも報告されています。

👉実際の論文掲載についてはこちらで詳しく解説しています

JPD(Journal of Prosthetic Dentistry)に論文がアクセプトされました

◾️まとめ

インプラント治療は、「入れること」がゴールではありません。

“違和感なく、長く使い続けられること”それが本来のゴールです。

違和感は“仕方ないもの”ではなく、設計と精度によって大きく変わるものです。

◾️ご相談について

インプラント治療をご検討中の方や、過去に治療を受けたものの違和感が気になる方も、一度、現在の状態を正確に把握することが大切です。

当院では、治療前の設計から治療後の快適性までを重視したインプラント治療のご相談を承っております。

まずはお気軽にご相談ください。

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