JPD(Journal of Prosthetic Dentistry)に論文がアクセプトされました
2025年11月19日
東京銀座デンタルクリニックでは、2022年の開院以来、
より精密で安心できる インプラント治療 の提供を目指し、
最新の デジタル補綴技術 と 生物学的治療コンセプト を統合した臨床を実践しています。
このたび、当院で開発した
二次手術時にインテリム補綴を即時装着するためのデジタルワークフロー が、
補綴学分野で世界的に最も権威のある専門誌のひとつである
The Journal of Prosthetic Dentistry(JPD/Q1ジャーナル) に正式にアクセプトされました。
JPDは
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・ACP(American College of Prosthodontists)公式学術誌
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・補綴用語の国際標準 Glossary of Prosthodontic Terms(GPT) 掲載誌
であり、世界中の補綴医が最も参照する国際誌です。

【論文内容の概要】
Immediate functional interim restoration at second-stage surgery:
A digital protocol for efficient implant restoration
今回報告したプロトコルは、
術前のcomplete-arch scan と 術中部分スキャン(IOS) をデジタルマッチングし、
osseointegration期間中に インテリム補綴を作製、
二次手術で即日装着することにより、
軟組織の形態誘導(soft-tissue conditioning) と
治療期間の短縮 を同時に実現するワークフローです。

【JPDアクセプトの意義】
✔ 世界基準の補綴プロトコルとして公式に認められたこと
JPDは GPT を発表している国際基準誌であり、
ここで採択された技術は“国際的に参照可能な新規補綴プロトコル”として認められます。
✔ デジタル補綴 × 外科のハイブリッドという新規性
本ワークフローは、
「デジタル補綴」「術中スキャン」「軟組織誘導」を
体系的に統合した点が評価されました。
✔ 当院発の技術を世界へ届ける第一歩
これまで主に講演で発信してきた内容を、
国際学術誌のエビデンスとして明確に残す ことができた意義は大変大きいです。
また、今回のアクセプトには、以下のような特筆すべき点がありました。
1. 投稿からわずか1ヶ月という異例のスピードで採択
今回の論文は、
10月1日に投稿 → 11月10日にアクセプト という
非常に短期間で採択されました。
JPD は通常 2~4ヶ月 の審査期間を要するジャーナルであり、
このスピードでの採択は 極めてまれ で、内容が非常に高く評価されたことを示しています。
2. Reviewerから「Very good technique paper」と高評価
査読者からは
“Very good technique paper.”
というコメントをいただき、
術式の新規性、臨床的有用性、デジタルワークフローの一貫性が高く評価されました。
これは臨床技術論文(Dental Technique)として最高レベルの評価に相当します。
3. 編集長自ら文体を修正(Rosenstiel edit)
Editor-in-Chief である Dr. Stephen F. Rosenstiel が、
論文の Techniqueセクションを自ら全面的に校正し、
文体の統一や技術説明の流れを整えてくださった ことも非常に印象的でした。
JPDの編集長がここまで直接手を入れるのは希少であり、
本論文が “国際的に参照されるべき手技” と判断されたことの証でもあります。
【次回予告:現在投稿準備中の内容】
今回のJPD論文を出発点として、
以下の“続編”および“別シリーズ”の論文投稿を準備しています。
1. 第二弾:ブリッジ症例・無歯顎症例への応用編(投稿準備中)
今回のデジタルプロトコルを
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インプラントブリッジ(連結補綴)症例
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無歯顎アプローチ(フルアーチや部分無歯顎)
に応用した臨床手技をまとめた論文を現在執筆中です。
補綴形態・咬合再現・支台間のマッチングなど、
一段階高度なケースにおける精度検証を行っています。
2. 別シリーズ:GBR・サイナスリフトの革新的アプローチ(投稿準備中)
本デジタル補綴シリーズとは別に、
当院独自で改良を重ねてきた以下の外科手技についても論文化を進めています。
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Physiological GBR(生物学的再生を最大化する新概念)
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Crestal approach sinus lift の改良法
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PRF × titanium mesh の組み合わせによる再生最適化
外科・再生・デジタルを統合した新しい臨床体系として
国際誌への投稿準備を進めています。
【今後の展望】
当院では、
臨床で得た知見を学術的に体系化し、世界へ発信する姿勢 を大切にしています。
今後も、インプラント補綴・GBR・サイナスリフトをはじめとする領域で、
臨床と研究を往復しながらアップデートを続け、
歯科医療の発展に貢献してまいります。




