抜歯後のインプラント埋入時期
2024年3月11日
インプラント治療をご検討の皆さま、そして歯科関係者の方々へ向けて、インプラント治療における最適な埋入時期についての新たな研究成果をご紹介します。
インプラント治療計画において重要なのは、インプラントを埋入する「最適なタイミング」を見極めることです。このタイミングは、患者さん一人ひとりの具体的な状況や希望に基づいて決定されるべきで、4つの時期に分けて考えられます。それぞれの時期には、独自のメリットとデメリットがあります。
中でも、インプラント治療の先駆者であるBuser氏らによって特に推奨されているのが、「タイプ2(early implant placement):抜歯後1〜2ヶ月」の時期です。
30 Years of Guided Bone Regeneration (GBR), 3rd Edition
最新の研究によれば、この時期にインプラントを埋入することで、抜歯窩に存在する未石灰化の基質を活用し、将来的に優れた骨結合を促すことが可能であることが示されています。
この発見は、タイプ2の時期にインプラントを埋入することが、骨造成(GBR)を伴う方法と同等に効果的であることを示しています。
Flapless early implant placement into the uncalcified provisional matrix—Does it lead to osseointegration of the implant? A preclinical study
当院では、このタイプ2の時期を推奨し、患者さんにとって最良の治療結果を目指しています。
インプラント治療に関するご質問や不明点があれば、お気軽に当院にお問い合わせください。皆さまの健康と美しい笑顔を取り戻すために、私たちはここにいます。