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国際論文アクセプトのお知らせ

2026年6月15日

このたび、当院で開発したインプラントブリッジ(連結補綴)に対するデジタルワークフローに関する論文が、補綴学分野の国際学術誌である Journal of Prosthodontics(JoP/Q1ジャーナル)に正式にアクセプトされました。

【論文タイトル】

A digital workflow for implant-supported fixed partial dentures using multi-dataset matching

【論文の概要】

インプラントブリッジ治療では、複数のインプラントを高精度に連結する必要があり、単独歯症例以上に補綴精度が求められます。

今回報告したワークフローでは、

・術前の口腔内スキャン(IOS)
・手術時の部分スキャン
・二次手術時のインテリム補綴の情報
・検証用模型(verification cast)の情報

など、複数のデジタルデータを段階的に統合する「multi-dataset matching」という考え方を用いることで、

・補綴物の適合精度の向上
・治療の効率化
・日常臨床で実践可能なワークフローの構築

を目指したものです。

【今回のアクセプトの意義】

✔ インプラントブリッジ治療における新たなデジタルワークフローとして国際誌に認められたこと

✔ 単独歯症例に関する前回のJPD論文を発展させ、より複雑なブリッジ症例へ応用したこと

✔ 日常臨床で使用されている口腔内スキャナー(IOS)を活用し、実践性の高いプロトコルとして評価されたこと

【Reviewerからの評価】

査読者からは、

「step-by-step clinical and laboratory procedures により、外科から補綴まで一貫した患者管理が可能である」

と、大変高い評価を頂きました。

【当院の取り組み】

当院では、臨床で得られた知見を学術的に体系化し、世界へ発信することを大切にしています。

今回の論文は、以前アクセプトされた単独歯インプラントに対するデジタルワークフロー(JPD掲載論文)に続く「第二弾」となるものです。

今後は、

・無歯顎症例に対するデジタルワークフロー
・GBR(骨造成)に関する新しい治療コンセプト
・サイナスリフトに関する低侵襲アプローチ

などについても、国際学術誌を通じて発信を続けていく予定です。

東京銀座デンタルクリニックでは、世界で発信される最新のエビデンスを積極的に取り入れるとともに、自らの臨床経験から生まれた新しい治療コンセプトや術式を国際学術誌を通じて世界へ発信し、歯科医療の発展に寄与していきたいと考えています。これからも患者さまにとってより安全で質の高いインプラント治療の提供に努めてまいります。

「噛むこと」が脳の健康を守るという最新研究

2025年6月12日

近年、「歯を失うと認知症のリスクが高まる」という話を耳にしたことはありませんか?
このたび発表された最新の国際的研究論文では、さらに一歩踏み込んで、
義歯(入れ歯)などの補綴治療が、認知機能の低下リスクを軽減する可能性があることが明らかにされました。


🔍 研究の概要

2025年に『Journal of Prosthodontic Research』に掲載された論文は、世界4カ国から集められた24,000人以上のデータを解析したシステマティックレビューとメタアナリシスです。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpr/advpub/0/advpub_JPR_D_24_00060/_article/-char/en

その結果、以下のような傾向が確認されました。

  • 歯を失って義歯を使用していない人は、認知機能障害のリスクが1.27倍に増加。

  • 一方、義歯を使用している人は、ほとんどリスクが上昇せず、**1.02倍(有意差なし)**にとどまりました。

  • また、「歯が1本失われるごとに」認知機能のリスクが上がる傾向(いわゆる用量反応関係)が見られましたが、義歯を使用している人ではその上昇が抑えられていたのです。


🧠 なぜ噛むことが脳に良いのか?

研究では、歯を失うことで以下のような生理的な悪影響が脳に及ぶと考察されています。

  • 噛む刺激が減ることで、脳の血流が低下し、神経細胞が減少

  • 歯周病由来の炎症が、神経系に慢性炎症を引き起こす

  • 咀嚼機能が落ちることで、認知機能に関わる脳領域の活動が低下

そのため、失った歯を放置せず、適切に補綴(ほてつ)することが重要とされます。


🦷 義歯?それともインプラント?

当院では、患者さまの状態やご希望に応じて、義歯治療とともに、インプラント治療をご提案しています。
インプラントは、しっかり固定されて安定感があり、より自然な咀嚼機能の回復が可能です。

今回の研究は義歯を対象としたものでしたが、咬合機能の回復という観点ではインプラント補綴の方が効果的である可能性も高く、今後の研究が期待されます。


✅ まとめ:歯を失ったままにしないことが、健康寿命を延ばす第一歩

「入れ歯は見た目が気になるから…」「数本ぐらい歯がなくても平気」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、歯の喪失は「脳」にも影響するということが、科学的に証明されつつあります。

東京銀座デンタルクリニックでは、多数歯欠損や無歯顎の方への補綴治療(義歯・インプラント)に力を入れており、脳と口の両方の健康を守るサポートをしています。


📩 ご相談・ご予約はこちらからどうぞ。
「歯が抜けたままになっている」「しっかり噛めない」「義歯が合わない」と感じている方は、どうぞお気軽にご来院ください。

インプラント/矯正歯科/セラミック治療の無料相談・セカンドオピニオン

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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