抜歯後の“治り方”まで考えた治療を大切にしています
2026年5月20日
抜歯というと、「歯を抜いて終わり」というイメージを持たれる方も多いかもしれません。
しかし実際には、抜歯後にどのように治癒していくかは、その後の治療結果にも大きく関わってきます。
特に、
・インプラント治療
・骨や歯ぐきの状態
・見た目の自然さ
・長期的な安定性
を考えると、“抜歯後の治癒環境”は非常に重要です。
当院の考え方
「身体が本来持つ治癒力を活かす」
当院では、「できる限りご自身の組織・治癒力を活かす」という考え方を大切にしています。
人の身体には本来、“治ろうとする力”が備わっています。
そのため私たちは、
・必要以上に侵襲を増やさない
・生体反応を邪魔しない
・自然な治癒の流れに乗せる
ということを意識しながら治療を行っています。
CGF(PRF)を使用しています
当院では抜歯時に、患者様ご自身の血液から作製したCGF(PRF)を抜歯窩へ填入しています。
CGF(PRF)は、採血した血液を遠心分離することで作製される、成長因子を多く含むフィブリンゲルです。
実際にはこのような流れで作製しています。

患者様ご自身の血液を採取し、遠心分離を行うことで、成長因子を多く含むフィブリンゲルが形成されます。
簡単に言うと、“ご自身の血液成分を利用して、身体本来の治癒反応を活かす処置”になります。
人工的な材料を多く使用するのではなく、まずは身体本来の治癒力を活かすそれが当院の抜歯後治療における基本的な考え方です。
実際にはこのように処置を行います
作製したCGF(PRF)は、抜歯窩へ填入し、創部を保護するように縫合します。

日々の診療の中では、
・歯ぐき(軟組織)の治癒が綺麗
・上皮化が比較的スムーズ
・抜歯後の組織が安定しやすい
と感じる場面が多くあります。
また、術後トラブルが少ない印象もあり、抜歯後の治癒環境を整える一助になっていると考えています。
※治癒には個人差があります。
ソケットプリザベーションについて
抜歯後の処置として、「ソケットプリザベーション(抜歯窩保存術)」を提案されたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
これは、
抜歯窩へ骨補填材を填入し、骨や歯ぐきのボリューム減少を抑えることを目的とした処置です。
もちろん、ケースによって有効な場面もあります。
しかし実際には、
・骨の状態
・軟組織の状態
・感染の有無
・将来的にどのタイミングでインプラントを行うか
によって、考え方は変わります。
当院では「治癒の流れ」を重視しています
当院では特に、
・軟組織の治癒
・血流
・生体の自然な回復
・組織の安定を重視しています。
そのため、“何を入れるか”だけではなく、“どう治癒させるか”を大切にしています。
特に待時埋入を前提とする場合、まずは身体本来の治癒反応を活かし、自然な治癒環境を整えることが重要だと考えています。
CGF(PRF)も、その考え方の延長線上にある処置の一つです。
抜歯は「抜いて終わり」ではありません
特にインプラント治療では、“抜歯後にどう治るか”によって、その後の治療の難易度や長期安定性が変わることもあります。
当院では、単に歯を抜くだけではなく、
・その後どう治癒するか
・骨や歯ぐきをどう守るか
・将来的にどう安定させるか
まで含めて治療を考えています。
ご相談について
「抜歯後の治りが心配」
「インプラントを見据えて相談したい」
「できるだけ身体に負担の少ない治療を受けたい」
という方は、
LINE相談https://lin.ee/nFrrKRC
WEB予約https://ginza-dental.or.jp/contact/#link01
よりお気軽にご相談ください
※CGFを用いた処置は、再生医療等安全性確保法に基づき、しかるべき届出を行った体制のもとで実施しています
この記事の執筆・監修

金山 健夫
東京銀座デンタルクリニック 院長 / 歯学博士
インプラント治療・補綴治療・デジタル歯科治療を中心に診療を行う。
日本補綴歯科学会 専門医・指導医。
国立がん研究センター中央病院 非常勤医師(インプラント外科・補綴担当)。





